海鳴り亭のご飯では、佐伯産青山米の「にこまる」という銘柄のお米を使用しています。お米農家への取材で得た、こだわりの生産工程を一部ご紹介いたします。
たわわに実った稲穂をトラクターで刈り取った後、すぐに乾燥機に移します。刈りたてのお米の水分は、二十五%ほどで、これをすぐに乾燥機へ移し十四・五%へと落とします。この行程により保存性と美味しさを保ちます。その後、脱穀・籾摺り・精米の工程を経て「にこまる」は皆さんに提供されます。「にこまる」は一粒ひと粒が大きく丸々とした粒張りの良さが特徴で、笑みがこぼれるほどおいしいことから、その名がつけられました。そしてこの歯ごたえは海鮮の旨味と絡み合い、素材の味を引き立ててくれます。
取材を通して、こだわりの生産方法とそこにコメられた生産者の方の思いを感じられました。佐伯産青山米は、寒暖の差が大きな地域でつくられ、その味は長く評価され食べ続けられてきました。海鳴り亭で「にこまる」をお楽しみください。
直売所にも小分けがおいてありますので地元のお米を贈り物にもご利用いただければと思います。
毎年この時期になるとブリ、解禁です。Buri Laboでは「美人鰤」・「若武者」・「豊後ぶり」と様々なブリを使用しています。新鮮さにこだわり、当日の朝に水揚げされたブリを使用し、ご注文をいただいてから捌き、ご提供しています。3種のぶりをご紹介します。
ひとつ目は日本酒「東洋美人」の酒粕を使用して独自開発飼料で育てた「美人鰤」です。脂ののりが上品で、何ともいえない色気のある甘みが口の中にひろがるのが特徴です。
ふたつ目はビール酵母で育てられた「若武者」です。あっさりとした味わいで、ブリ本来の旨味をより感じられるのが特徴です。
みっつ目は、天然の稚魚から育てた養殖の「豊後ぶり」です。天然の旨みと、養殖の脂のりの良さを備えています。コリコリとした食感が特徴的です。
ブリ研究所として、多くのブリ料理を開発しご用意しております。ブリはブリでもここにしかないブリ。Buri Laboでは今日も真心を込めて、 ブリ料理をご用意しております。次回、お料理をご紹介いたします。